このアーカイブについて
About This Archive - A Testament to Peace
アーカイブの設立経緯
VINDA公式戦史アーカイブは、G.E.124年にオルトラム国立史料館によって設立された、四界大戦およびその後の平和構築に関する包括的な記録保存機関である。このアーカイブは、VINDA憲章第三章「忘却の灯」の理念に基づき、過去の戦争の記憶を適切に保存し、未来の世代に平和の重要性を伝えることを目的としている。
VINDA憲章発布
第三章「忘却の灯」にて記録保存の重要性が明文化
史料収集委員会発足
五勢力合同による戦史資料の体系的収集開始
オルトラム国立史料館設立
中庸評議会の決議により正式な史料保存機関として発足
公式アーカイブ開設
一般公開用のデジタルアーカイブとして本サイトが開設
アーカイブの使命
記録の保存
四界大戦に関する全ての史料、証言、文書を体系的に収集・保存し、歴史の真実を後世に伝える。情報の散逸や改ざんを防ぎ、客観的な歴史記録を維持する。
教育と啓発
戦争の悲惨さと平和の尊さを広く伝え、同じ過ちを繰り返さないための教育活動を行う。特に若い世代のGEUDAとAGAに対する平和教育に力を入れている。
学術研究の支援
研究者や学者に対して史料へのアクセスを提供し、戦争史および平和学の発展を支援する。客観的な分析と多角的な視点からの研究を促進する。
和解の促進
各勢力間の相互理解を深め、共通の歴史認識の形成を通じて持続的な平和の基盤を築く。異なる視点を尊重しながら、統一された歴史像の構築を目指す。
組織構成
館長
ドクター・メモリア・アルキヴィスタ
元実存派の史学者。五勢力すべてから信頼される中立的立場で史料館を統括。
戦史研究部
軍事史、戦術分析、戦場考古学を担当。各勢力の軍事専門家で構成。
文化記録部
各勢力の文化、思想、日常生活の記録を保存。主に幻想派出身者が従事。
証言収集部
戦争体験者からの聞き取り調査を実施。心理的サポートも提供。
技術管理部
デジタルアーカイブの管理、データベース構築、システム保守を担当。
五勢力諮問委員会
各勢力から選出された代表者による諮問機関。重要な方針決定や史料の公開可否を審議。
収蔵資料について
特別コレクション
「失われた声」プロジェクト
戦争で命を落とした者たちの最後の言葉や遺書を集めたコレクション。匿名で保存され、慰霊の意味を込めて特別に管理されている。
エイドロン兵器技術資料
各勢力で開発された創造兵器の技術資料。軍事機密解除後に学術研究用として公開。二度と同様の兵器が作られないよう警鐘として保存。
平和交渉記録
五界協定に至るまでの秘密交渉の全記録。外交史研究の貴重な資料として、当事者の許可を得て段階的に公開中。
アクセスガイドライン
一般公開資料
本ウェブサイトを通じて誰でもアクセス可能。基本的な戦史、VINDA憲章、主要人物の伝記など、教育目的に適した資料を提供。
制限付き資料
研究者、教育者、政府関係者のみアクセス可能。詳細な軍事情報、個人のプライバシーに関わる資料、現在も機密性の高い外交文書を含む。
機密資料
五勢力諮問委員会の特別許可が必要。極秘軍事技術、諜報活動記録、現在も政治的影響を与える可能性のある資料。段階的機密解除を検討中。
封印資料
永続的に非公開。終末因子に関する危険な情報、復活すれば戦争再燃の可能性がある思想・技術などを含む。「忘却の灯」の理念に基づき厳重保管。
利用上の注意
倫理的配慮
- 戦争犠牲者への敬意を忘れずに資料を利用する
- 特定の勢力への偏見や憎悪を助長する目的での使用は禁止
- 個人のプライバシーや尊厳を侵害しない
- 学術的・教育的目的以外での軍事技術情報の利用は厳禁
学術的誠実性
- 引用時は適切な出典表記を行う
- 資料の文脈を正しく理解し、曲解を避ける
- 複数の視点から検証し、客観的な分析に努める
- 研究成果は平和構築に資するよう活用する
安全保障上の配慮
- 現在も機密性の高い情報の無断公開は禁止
- 軍事技術の悪用につながる詳細な情報の拡散を避ける
- テロリズムや暴力行為に利用可能な情報の取り扱いに注意
- 疑問がある場合は必ず史料館スタッフに相談する
未来への継承
オルトラム国立史料館は、単なる過去の記録保存機関ではない。我々の使命は、歴史の教訓を活かし、より良い未来を築くための知識と知恵を提供することである。四界大戦の記憶は痛みを伴うものであるが、その痛みこそが平和の尊さを教えてくれる。
このアーカイブを利用するすべての人が、戦争の悲惨さを心に刻み、平和の維持に貢献してくれることを願っている。異なる理念を持つ者同士が共存できる世界は可能である。VINDA体制はその証明であり、我々はその歴史の証人として、記録の番人として、そして平和の守護者として、この重要な使命を果たし続ける。
「記憶せよ、しかし喰らうなかれ。語るな、しかし見失うなかれ。灯せ、されど燃やすなかれ。」
- VINDA憲章第三章「忘却の灯」より
オルトラム国立史料館
中庸評議会認定アーカイブ No.001
G.E.127年現在